ネットワークインフラとしての「ローカル5G」

 前々回のコラム「5Gの幕開け」で、5G(第5世代無線移動通信技術)についてご紹介しましたが、今回は「ローカル5G」について簡単に紹介します。 ローカル5Gでは、5Gを利用し地域におけるローカルニーズに基づく比較的小規模な通信ネットワーク環境の自営での構築を可能とします。5Gは大容量・低遅延・高密度・高速移動対応等の優れたネットワーク環境の提供が可能なので、現在Wi-Fiや有線LANで構築されている企業内ネットワークや工場内ネットワークのネットワークインフラが、近い将来自営5G通信網(ローカル5G)に置き換わると考えられています。
 ローカル5Gの技術的条件や利用条件等については、最近、総務省の「情報通信審議会 情報通信技術分科会 新世代モバイル通信システム委員会 ローカル5G検討作業班」から報告がなされています。

出所:情報通信審議会 情報通信技術分科会 新世代モバイル通信システム委員会 ローカル5G検討作業班 2019.3

 ローカル5Gでは、一般企業が自社工場や自社オフィスにローカル5Gを導入するための「ローカル5G専用の周波数帯域」として、4.5GHz帯の「4.6G~4.8GHz」、28GHz帯の「28.2G~29.1GHz」の2つを割り当てる専用周波数帯として検討されており、2020年夏の制度化に向けた作業が進んでいます。

出所:「情報通信審議会 情報通信技術分科会 新世代モバイル通信システム委員会報告 概要(案)」、2019年3月

今後、通信事業者やITベンダーからさまざまな「ローカル5G構築ソリューション」や自営での設備構築に必要となるローカル5G対応機器が提供されるようになり、ローカル5Gが企業や工場だけでなく様々なネットワーク利用のネットワークインフラとなる時代が確実にやってくると思います。

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