IT技術で叶える夢のコミュニケーション

「大好きな動物とお話してみたい!」
そう想像したことはないだろうか。

アメリカのコメディ映画『ドクタードリトル』。
獣医師であるドリトル先生が、超能力を使って動物と楽しくおしゃべりをしながら様々なトラブルを乗り越えていくストーリーが人気の映画であるが、そんなドリトル先生の姿をみて、目の前の動物とコミュニケーションをとってみたいと夢見た人は少なくないだろう。

IT技術は、そんな夢のような新しいコミュニケーションを実現しようとしている。

「INUPATHY」は株式会社ラングレスが開発した愛犬の心を読み解くイヌ用ウェアラブルデバイスだ。

◇INUPATHY(http://inupathy.com/jp

AppleWatchなどのウェアラブル端末を利用し、健康管理やアクティビティに役立てている方も多いことだろうが、INUPATHYの基本的な使用方法も同様だ。
犬に装着したINUPATHYが心拍数をもとに心拍変動解析を行い、五種類の色をLEDで点灯させ感情を可視化する。
それによって飼い主は愛犬の「イマ」の感情を色で知ることができる。

犬が少しでも負担とならないよう、ハーネスで装着でき、かつできる限り軽いつけ心地となっており、愛犬家でもある開発者の犬への配慮を深く感じられる。

そしてこのINUPATHYがすごいのは、ただ「感情が分かる」だけではない。
健康に関わるデータを収集することができ、話すことのできない犬の日々の健康管理も可能となった。

NHKやCNNなど多くのメディアからも注目を集めるINUPATHY。
幼い頃夢見た、ドリトル先生になれる日もそう遠くないかもしれない。