2021年 Windows10機能アップデート

新しいWindows10「21H1」のリリースが5月ごろに見込まれています。
21H1では新しい機能はあまりなく、今年の後半に登場する「Sun Valley」の布石と言われています。
Sun Valleyでは、ユーザインタフェースが大きく変わり、大規模なアップデートになりそうです。
OSを安定して使いたい方は、大規模なアップデート後には不具合も発生しやすくなりますので、Windows10「21H1」を適用し「Sun Valley」についてはしばらく様子見をしたほうが良いかもしれません。

公式ブログによれば、21H1の機能的な特徴は以下になります。
・Windows Helloにおけるマルチカメラのサポート。
・Windows Defender Application Guard(WDAG)のパフォーマンス改善。
・Windows Management Instrumentation(WMI) Group Policy Service(GPSVC)のアップデートにおけるパフォーマンス改善。

公式ブログ https://blogs.windows.com/windowsexperience/2021/02/17/introducing-the-next-feature-update-to-windows-10-version-21h1/

個人的には、Androidがフルサポートされる予定のSun Valleyにはとても期待しています。

【募集終了】令和3年度 「先端技術導入計画」策定コンサルティング事業へ参加する県内中小製造業者を募集します!

1 「先端技術導入計画」策定コンサルティング事業とは

この事業は、IoTやAI等の専門家で構成するプロジェクトチームが企業を訪問し、課題の抽出から、IoT等の導
入による解決プランの策定までを支援する内容となっています。
(プロジェクトチーム)
IoT及びAIの開発・導入に詳しい専門家、鹿児島大学等の研究者、製造業の業務改善に詳しい専門家、
ICT及びIT経営の専門家

※本事業は、鹿児島県から株式会社鹿児島頭脳センターが受託して実施する事業です。

2 実施内容・スケジュール等

下記のスケジュールで、 IoT・AI等の導入可能性調査や実証試験等を行い、具体的な解決プラン(IoT・AI等
の導入計画)を策定します。

3 募集要件など

  (1)募集する事業者
対象   鹿児島県内の中小製造業者
募集数  2~3社程度 ※申し込みが多い場合は選考となります
募集要件 IoTやAI等の導入で、生産性の向上を図りたい、業務改善を図りたい、直面している課題を解決
したい等の意欲があり、かつ、実施内容・スケジュール記載のステップを1~5まで実施できる
事業者
その他  本事業における事業者の費用負担はありません

  (2)申込期間
令和3年5月7日(金) ~ 令和3年6月4日(金)

  (3)申込み方法
申込書(「4 関係資料」からダウンロード)を、お問い合わせ先までFAXまたはメールで送付してください

  (4)お問い合わせ
〒892-0821 鹿児島県鹿児島市名山町4-3 鹿児島県地域振興公社ビル6F
株式会社鹿児島頭脳センター(「先端技術導入計画」策定コンサルティング事業委託先)
担当:増田、濵田、大迫
  TEL:099-216-2260(受付/平日8:30~17:00)
FAX:099-216-2271
E-mail:iot-ai@kbc3.co.jp

4 関係資料のダウンロード

・事業者募集資料(PDF形式 1,104キロバイト)
・事業者の参加申込書(PDF形式 81キロバイト)
・事業者の参加申込書(WORD形式 25キロバイト)
・IoT導入事例集(PDF形式 563キロバイト)

エッジコンピューティングについて

エッジコンピューティングとは、パソコンやスマートフォンなどインターネットにつながるIoT端末や、利用者の近辺にサーバーを配置してデータ処理・分析を行う分散コンピューティングの概念です。

近年活用されるクラウドネットワークでのデータ処理・分析は、全てのデータがインターネット経由でクラウドに集積・処理・分析/解析されるため、
①ネットワークへの負荷が大きい
②インターネット経由でやり取りされる情報であるがためのタイムラグの発生
③クラウド上に情報を集中させるが故に外部からの脅威にさらされる
等の問題があります。

エッジコンピューティングでは、エッジ側で高速・安全にデータ処理・分析を行い、必要なデータのみをクラウドに送る為、
①ネットワーク負荷の軽減
②処理・分析情報レスポンスの向上
③クラウド上データが限定されることによる漏洩リスクの軽減
が実現できます。但し、エッジ側のセキュリティ対策は必須となります。

エッジコンピューティングを利活用する分野を幾つか紹介します。

事例1、自動運転(参照「DATA INSIGHT」

記事:https://www.nttdata.com/jp/ja/data-insight/2019/061301/
車の自動運転は、大量の蓄積データを分析し、遅延なく自動車にて利活用するため、エッジコンピューティングの概念が必須と言えます。
また、5Gと併せて活用することでさらに効果が上がります。

事例2、ウォークスルー顔認証(参照「NEC技報」

記事:https://jpn.nec.com/techrep/journal/g17/n01/170106.html
ウォークスルー顔認証では、人が歩き抜ける間に認証を行う必要がある為、やはりエッジコンピューティングが必須です。

エッジコンピューティングは、5Gやゼロトラストと併せて、今後も農業・工業・エネルギー・金融サービス・医療・商業等の分野で大いに活用できる概念です。

 

デジタルフォレンジック

セキュリティに関わる事故(不正アクセスによる情報流出などのサイバー攻撃等)が発生した場合に、外部からの侵入履歴や情報の保全・復元などの対応と再発防止を目的とした、デジタルフォレンジックが注目されています。

 

■デジタルフォレンジックの手順(1連のサイクル)

・情報収集(データの取得、悪意のある外部等の侵入者が削除したであろう情報の復元、保存)

・確認や検査(取得したデータの必要性の検査、不必要なデータの除外))

・分析(データの関連性を調査しサーバー内やネットワーク機器の情報を収集しログなどとの結びつきや分析を実施)

・報告(解析された情報を元にした結果報告及び今後の改善対応に関する勧告を行う)

■デジタルフォレンジックの必要性

セキュリティに関わる事故が発生した場合に被害を最小限とどめ、再発を防止するための改善を実施し、不正行為の調査、情報資産の保護、企業のリスクマネジメントの強化など、必要なセキュリティ対策を行うことが重要です。

 

 

デザイン思考

デザイン思考とは,ユーザーにどの様な価値を提供すれば良いかを考える時に用いる思考法です。

プロセスを簡単にいうと、ユーザーのニーズをユーザーの立場になって観察しその上で課題を定義し

課題解決のアイデアを出し合ってプロトタイプを作成し、試作・テストを繰り返す事で新たな製品や

サービスが生まれるというものです。

 

何か新しいモノを生み出したいけど、何から始めれば良いかわからない。と言ったような時に

デザイン思考は役立ちそうです。

 

令和の教育改革「GIGAスクール構想」とは?

文部科学省が進める教育改革「GIGAスクール構想」とは、「学校現場において児童生徒向けの1人1台端末と、高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備することで、特別な支援を必要とする子供を含め、多様な子供たちを誰一人取り残すことなく、公正に個別最適化され、資質・能力が一層確実に育成できる教育環境を実現させる」また、「これまでの教育実践と最先端のベストミックスを図ることにより、教師・児童生徒の力を最大限に引き出す」構想です。

GIGAとはGlobal and Innovation Gateway for Allの略。

この「GIGAスクール構想」は、当初2020年から3年間での整備を計画していましたが、新型コロナウイルス感染拡大による休校措置等、社会を取り巻く急激な環境の変化を受け計画を前倒しし、2021年3月末までに進めることになりました。

GIGAスクール構想で日本の教育はどう変わるのか!

現在の日本の教育現場の現状は、

  1.学校のICT環境整備状況は脆弱かつ危機的な状況

       学校のICT環境整備状況は脆弱であるとともに、地域間での整備状況の格差が大きい危機的状況

  2.学校におけるICT利活用は世界から後塵を拝している状況

      学校の授業におけるデジタル機器の使用時間はOECD加盟国で最下位

  3.子供の学校外でのICT使用は「学習外」に比重

      学校外でのICT利用は、学習面ではOECD平均以下、学習外ではOECD平均以上

上記の状況でも分かるように、家庭においてICT使用は生活の一部となっていますが、学校現場では生かし切れていないという現状にあります。

GIGAスクール構想によって、

「これまでの教育実践の蓄積」 × 「ICT」 = 学習活動の一層の充実。
                         主体的・対話的で深い学びの視点からの授業改善

一言で言うとICTを活用し教育の質の向上を目指すということになるのでしょう。

しかし、あくまでもICTは道具だと思います。教育及び教育現場が変わることでどの様な未来に繋がっていくのか、ICTは使い方によっては善にも悪にもなります。日本の未来を支える子どもたちにはICTの利活用だけでは無く、今まで以上に情報モラル教育が必要になってくるのではないでしょうか。
                                        ○参考:文部科学省資料

あなたのスマホ決済大丈夫!?

日本のIT国家戦略を技術面・人材面から支えるために設立された独立行政法人である情報処理推進機構(IPA)が

2020年2月に発表した「情報セキュリティ10大脅威 2020」において、個人向けの1位に「スマホ決済の不正利用」があげられました。

日常の生活の中で、便利とされているスマホ決済で様々な決済サービスが登場してますが、

その人のSNS等の情報からパスワード傾向を利用したサイバー攻撃(パスワードリスト型攻撃)による不正利用やシステムの脆弱性を利用した不正アクセスなどにより、件数が増大したようです。

それでは、不正利用を防ぐための対策についてIPAからの情報をもとに記載します。

 

①パスワードは長く、複雑にする

②パスワードの使いまわしをしない

(例えばパスワードの基となるコアパスワードを作成し、その前後にサービス毎に異なる

識別子を付加することでユニークなパスワードを作成する)

③パスワード管理ソフトの利用

④サービスが推奨する認証方式の利用

(二要素認証や3D セキュア等を利用することで、仮にパスワードが攻撃者に漏えいしたとしても、不正ログインや、その後の金銭被害等につながる重要な操作を阻止できる  率を高める)

⑤不審なウェブサイトで安易に認証情報を入力しない(フィッシングに注意)

⑥利用頻度が低いサービスや不要なサービスのアカウント削除

⑦過剰なチャージはしない(被害額を抑える)

⑧スマートフォンの盗難・紛失対策

(スマートフォンを悪用されないために画面ロック等のセキュリティ対策を実施する)

 

①~⑧までの対策を行い、悪意のある第三者からスマホを守り、店舗やショッピングサイトでの買い物を楽しみましょう。

 

Society 5.0

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Society 5.0とはこれまでの狩猟社会(Society 1.0),農耕社会(Society 2.0),工業社会(Society 3.0),情報社会(Society 4.0)に続く,新たな社会を指すもので,内閣府が提唱する第5期科学技術基本計画において,我が国が目指すべき未来社会の姿として提唱されたものです。

 

これまでのSocity 4.0での情報社会では知識や情報が共有されず,分野を横断的にした連携が不十分であるという問題がありました。

Society 5.0で実現する社会はIoTで全ての人とモノが繋がり,様々な知識や情報が共有され,今までにない新たな価値を生み出すことで課題や困難を克服し,人間中心の社会を実現していこうという考えです。

 

例えば製造業であればIoT機器によって生産過程を見える化し,生産現場における停滞の発生ポイントを見つけて改善することによって,モノの流れの整流化を図り,生産性を向上させることができるかもしれません。また,それは現代の人手不足の解消に繋がる可能性もあります。

 

今まで見えてこなかった課題が新しい技術によって見えるようになると,より良い改善策を実行でき,便利で快適な生活につながってくるかもしれません。

 

参考 :(内閣府Webサイト) https://www8.cao.go.jp/cstp/society5_0/

 

運転免許証がスマホに搭載!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

先日、警察庁が政府との会合で、2026年にマイナンバーカードと運転免許証を一体化する方針を示したというニュース記事を見ました。

マイナンバーカードについては、総務省が2022年度中にスマートフォンへの搭載を目指しているそうで、実現すればスマホに運転免許証を搭載することも可能になるかもしれません。

 

マイナンバーカードはICチップに個人情報が記録されていますが、運転免許証の情報もマイナンバーカードのICチップに登録して一元化する方向性で検討しているそうです。これにより、住所変更等のワンストップ化や免許更新時の書類提出・講習のオンライン化が可能になり、利便性が向上しそうです。

 

これまで、なかなか普及していなかった印象のマイナンバーカードですが、新型コロナウイルスによる特別定額給付金の手続きやマイナポイント事業などにより、急速に普及が進んでいるようですが、令和3年3月からは健康保険証についても、申し込み手続きを行うとマイナンバーカードでの利用が開始されるということですので、この流れはさらに加速しそうな気がします。

 

私もそうですが、運転免許証や健康保険証を財布に入れて持ち歩いている方も多いと思います。昨年から広がりをみせているキャッシュレス化もだいぶ定着してきたので、財布から現金を出す機会も減ってきましたし、もしも運転免許証がスマホに搭載されるようになれば、近い将来は財布を持ち歩くこともなくなるかもしれませんね。

 

今回の記事は、これまでなかなか重い腰をあげることができなかった人も、マイナンバーカードを作ろうかなと思うきっかけになりそうです。

 

懐かしきMDの記憶容量って何バイト?

20年前、好きなアーティストの楽曲を聴くのに活躍していたMDコンポが今ではリサイクルショップにたくさん並んでいます。
懐かしく思うと同時に「ところでMDって何バイトだ?」と素朴な疑問が浮かびました。
そもそもMDはCDと同様で楽曲が74分ぐらい記録できるというイメージしかありませんでした。

また、LP2モードで2倍、LP4モードで4倍の楽曲を記録できていました。
楽曲をCD/MDコンポでダビングに要する時間は倍速で済むものでしたが、ダビングが済んだ4曲ぐらいを聴いている間に

CD1枚のダビングが終わる、というように割と手間のかかる作業だったと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本題になりまして、ウィキペディア(ミニディスク)によれば

SPモードの録音で記録ビットレートが292kbpsとあるので、1秒のデータ量は、

292kビット ÷ 8 = 36.5kバイト

MD1枚(74分) = 4440秒なので、

36.5kバイト × 4440 = 162060kバイト

MD1枚(74分)のデータ量は約162Mバイトになります。

従ってLP2モード、LP4モードは記録ビットレートを2分の1、4分の1とすることで音質を下げて記録できる

時間を増やしていることになります。

上記はあくまでも計算上でのデータ容量です。

LPモードはダミーデータも含まれるようで、誤差があります。

そこでパソコン上で取り扱えるデータ記録用の「MD DATA」があったようで140MBのようです。

よくMDはCDの約5分の1という説明があるように、見た目の大きさや記録できる情報量の観点でも合点のいく結果となりました。

 

今となれば、インターネット上で数々の音楽配信サービスやサブスクリプションがあるので、

CDからダビングする手間さえも夢中になっていたあの頃を懐かしく思うことになるのではないでしょうか。