20年前、好きなアーティストの楽曲を聴くのに活躍していたMDコンポが今ではリサイクルショップにたくさん並んでいます。
懐かしく思うと同時に「ところでMDって何バイトだ?」と素朴な疑問が浮かびました。
そもそもMDはCDと同様で楽曲が74分ぐらい記録できるというイメージしかありませんでした。
また、LP2モードで2倍、LP4モードで4倍の楽曲を記録できていました。
楽曲をCD/MDコンポでダビングに要する時間は倍速で済むものでしたが、ダビングが済んだ4曲ぐらいを聴いている間に
CD1枚のダビングが終わる、というように割と手間のかかる作業だったと思います。
本題になりまして、ウィキペディア(ミニディスク)によれば
SPモードの録音で記録ビットレートが292kbpsとあるので、1秒のデータ量は、
292kビット ÷ 8 = 36.5kバイト
MD1枚(74分) = 4440秒なので、
36.5kバイト × 4440 = 162060kバイト
MD1枚(74分)のデータ量は約162Mバイトになります。
従ってLP2モード、LP4モードは記録ビットレートを2分の1、4分の1とすることで音質を下げて記録できる
時間を増やしていることになります。
上記はあくまでも計算上でのデータ容量です。
LPモードはダミーデータも含まれるようで、誤差があります。
そこでパソコン上で取り扱えるデータ記録用の「MD DATA」があったようで140MBのようです。
よくMDはCDの約5分の1という説明があるように、見た目の大きさや記録できる情報量の観点でも合点のいく結果となりました。
今となれば、インターネット上で数々の音楽配信サービスやサブスクリプションがあるので、
CDからダビングする手間さえも夢中になっていたあの頃を懐かしく思うことになるのではないでしょうか。