みなさんは携帯電話やスマートフォンが「ブルブル」と振動したので手に取ったら、なにも着信やメール等のお知らせはなかったことありませんか?
おそらくほとんどの方は一度経験されているかと思います。
この現象は「ファントムバイブレーション症候群」といい、携帯電話やスマートフォンを日頃から気にかけている人が、実際には振動していないにもかかわらず振動したかのように錯覚する現象です。
これは着信に対して過敏に反応することで生じるとされており、携帯電話を収納したポケットや鞄等の生地との摩擦を脳がバイブレーションとして錯覚を起こしております。
ポケットの方が人肌に近いので、経験された方は多いのではないでしょうか。
その原因として、誰かと連絡を取ることへの強い願望や不安等の心的ストレスとの関連性が考えられております。
携帯電話やスマートフォンは、私たちの生活にとって便利なものとなりましたが、一方では「スマホ依存」や「SNS疲れ」という言葉も生まれており、安全性や精神的疲労等が問題視されております。
時には携帯電話やスマートフォンから少し距離を置いて、コラム「第11回 デジタルデトックス」で息抜きをしてみてはいかがでしょうか。