インターネット利用時にアドレスバーを確認していますか?

インターネットを利用した重要な情報入力時にアドレスバーを確認していますか。

ネットを利用した商品購入やインターネットバンキングが普及し、ID・パスワードやクレジットカード番号そして個人情報などの重要な情報がやり取りされています。
しかし、通信している情報やその内容を他の悪意のある人に盗み見られたり、不正なサイトへ誘導される可能性も少なからずあります。

ネットを利用した商品購入時のクレジットカード情報入力や銀行のインターネットバンキング認証時など重要な情報をやり取りするサイトでは、SSLに対応していることを確認するのが基本です。SSLは情報を暗号化して通信を行い、第三者に通信内容を解読されるのを防ぐしくみです。
信頼のおける第三者機関(認証局)が発行するSSL証明書でサイト所有者の確認と「https:」で始まるアドレスでデータの暗号化が行われていることが確認できます。
特に従来よりも厳格な審査を経て発行されたSSL証明書であるEV SSL証明書を導入しているサイトの場合、ログイン画面でブラウザのアドレスバーが緑色でSSLの鍵マークが表示され団体名なども確認することができます。 アドレスバーの色が赤や黄色の場合は問題のあるサイトの可能性があります。

■ブラウザがGoogle Chromeの場合

■ブラウザがInternet Explorer11の場合

ただし、正規の証明書と区別がつかないニセの証明書が発行され悪用されたり、証明書を不正取得によるケースもあり、すべてのSSLに対応するサイトが安全だとは限りません。

重要な情報、特に個人情報をやり取りするサイトでは、SSL通信に対応しているかチェックする必要があります。情報入力時、いつもは緑色になるアドレスバーが別の色だったり
鍵マークがなかったり何らかの違和感を覚えたら直ちに入力を止め、他の手段を使用し確認しましょう。
併せて、いつも使用しているブラウザのアップデートや修正プログラムの適用も欠かさず行うことをおすすめします。