ランサムウェア(身代金要求ウイルス)とは、パソコン内の文書ファイル等を勝手に暗号化して読めないようにして、元に戻したければ身代金を払えと要求するマルウェアです。
身代金を支払っても元に戻してくれる保証はなく、お金をとられてファイルも読めないままになってしまうことがほとんどです。
特に最近被害が多くなっているのが、「TeslaCrypt」や「Locky」と呼ばれるランサムウェアです。
昨年度末より海外からの不審なメールで該当のランサムウェアに感染したとの報告がありましたが、特に最近日本語メールで同様の感染を狙うメールが多くなっており、件名や本文・添付ファイルまでもが日本語名であることも多く、感染被害も急増しています。
「Invoice」「Payment」や「請求書」などの内容が記載されたメールが来た際には特にご注意ください。
リスク軽減の対策としては以下となります。
・心当たりのないメールの添付ファイルは開かない。
(必要ならば電話等で相手側に確認を行う)
・ウイルス対策ソフトやOS等のバージョンは常に最新にしておく。
・重要なファイルは外部機器にこまめにバックアップをとっておく。
※バックアップ機器はバックアップ時のみパソコンと接続すること。感染時に機器が接続された状態だとバックアップまで暗号化されます。
・インターネットや、お近くのIT事業者からのこまめな情報収集を行い注意を払う。