Oracle社はOracle Java SE のサポート・ロードマップを更新されました。
これにより、Java Runtime Environment(以下JRE) 8については公式アップデートを2019年1月でサポートを終了することになります。
Oracle Java SE サポート・ロードマップ
引用:http://www.oracle.com/technetwork/jp/java/eol-135779-ja.html
サポート終了までおよそ6ヶ月…
これまでなら「メジャーアップデートされたJREをインストールする」で良かったのですが、今回はそういうわけにはいかないようです。
JRE 9はすでにサポート終了,JRE 10はもうすぐサポート終了
上記のサポート・ロードマップをご覧頂くと、JRE 9はすでに2018年3月でサポートが終了しています。そして次のメジャーアップデートであるJRE 10は、2018年9月でサポートが終了してしまいます。
JRE 8のサポート期間よりも短いですね。JRE 10をインストールされる方は少ないのではないでしょうか。
32bit用パソコンが未対応
近年では、家電量販店などで32bit用のパソコンよりも、64bit用のパソコンを見掛けることが多くなりました。しかし全体から見ると32bit用パソコンを使われている方はまだまだ多いです。
JRE 9以降、32ビット用パソコンは対象外となり、64ビット用のみとなりました。
そのため、JRE 10をインストールしようとしてもパソコンによっては動作しない可能性があります。
わざわざJRE 10を使用するために新しくパソコンを購入するのも合理的ではないと思えます。
JRE 11以降は無償配布が終了
これまでJREは脆弱性が確認されるたびに無償サポートでアップデートが配布されておりましたが、無償アップデートはJRE 10が最後となっており、次期バージョンとなるJRE 11以降は有償によるサポート契約が必要となります。
まとめ
Javaのサポート・ロードマップは大幅に変更されており、無償から有償化など様々な影響・課題が顕在化されております。現時点でも様々なシステムにおいて課題に向けた取り組みが図られているかと思います。今後の展開・進展に注目です。