・社会保障と税に共通の番号をみなさん(国民)一人ひとりに割り振る制度です。
社会保障制度と税制を一体化することにより、より正確な所得情報を把握して適正な課税や給付につなげ、事務の効率化や国民負担の公平性の向上を図る目的で、平成28年に制度が開始される予定です。
メリットは!
- 年金、失業保険の申請に添付書類が不要となります。
- 年金保険料の納付状況などをインターネットで確認ができます。
- 生活保護の不正受給や脱税の防止になります。
- 配布される個人番号カードが、運転免許証などと同様に本人確認の証明にもなります。
・・・等々
番号を利用する範囲が広がれば、取り扱われるプライバシー情報も増えるため、
便利になる一方で情報流出の危険性も広がります。
デメリットは!
- プライバシー侵害や個人情報流出の恐れがあります。
- 他人の番号を悪用した「なりすまし」犯罪も発生する恐れがあります。
- 色々な事を1つの番号で管理する為、共通番号制度のシステムが破られた場合、
より広範囲の悪い事に使われる可能性があります。 - システム構築や運用に多額の費用がかかります。(皆さんの税金が使われます)
現在、共通番号を利用する範囲や番号の目的外利用を防ぐための仕組み(セキュリティ)などについて政府は、議論・検討を重ねながら、制度の構築をすすめている状況です。
自分にとって利用価値(行政手続が便利になる等)があるものとして捉え、今後の動向に関心を 持っていただければと思います。