先日Googleは,モバイル検索のランキング要素の一つとして「ウェブサイトの表示速度」を使用することを発表した。
>>【外部リンク】Using page speed in mobile search ranking|Webmaster Central Blog
https://webmasters.googleblog.com/2018/01/using-page-speed-in-mobile-search.html
Googleの調査によると,モバイルサイト訪問者のうち実に53%は,ページの読み込みが3秒以上かかると表示をあきらめる,という結果が出ている。
そのため,ウェブサイトの表示速度が遅いことによる機会損失の大きさが,本発表に繋がったと推測される。
過去のコラムでも紹介した通り,近年Webサイトの多くはWordPress等のCMSを利用して作成されている。
簡単で便利なWordPressだが,難点として表示速度が遅くなりがちであるということがいえよう。
表示速度改善のために有用な対策としては以下の通り。
1. 画像サイズの最適化
2. CSS等の記述内容の見直し
3. キャッシュサーバーを利用する 等
特にキャッシュサーバーについては,Googleの発表以降一層様々なサービスが展開されはじめ,導入が簡単なものもあるため対応を検討することをおすすめしたい。
以前よりデスクトップ検索についてはウェブサイトの表示速度をランキング要素としていたが,近年スマートフォンなどのモバイル端末利用者が増加していることが大きく関係しての本発表。
これを機に,ウェブサイトの有効なSEO対策の一つとして,ウェブサイトの表示速度改善に取り組んでみてはどうだろうか。