みなさん、TLS1.0の無効化対応が進んでいるでのをご存じでしょうか?

PCI DSS(クレジットカード事業者向けのセキュリティ標準)で、2018年6月30日までに「安全でないSSL/TLS」を「安全なTLS1.1以上」に移行する勧告が出されました。
SSL/TLSはセッション層に位置するセキュアプロトコルで、通信の暗号化、データ完全性の確保、サーバ(場合によりクライアント)の認証を行うことができます。
簡単に言うと、ブラウザからhttps://〜でアクセスすると、SSL/TLSのプロトコルにより、通信が暗号化され、盗聴を防ぐことができるということです。
SSL(Secure Socket Layer)は1994年にNetscape社によって作られたプロトコルで、その後継にあたるのがTLS(Transport Layer Security)です。
TLSのプロトコルバージョンは現在TLS1.2まであり、バージョンが後になるほど、以前の攻撃に対する対策が盛り込まれるため、より安全性が高くなります。
このため、普段利用しているサイトがTSL1.1以上に変更となり、利用できなくなる場合がありますので、その時は、ブラウザの設定を変更する必要があります。
ちなみに、Internet Explorerの場合は、「インターネットオプション」の中の「詳細設定」-
「セキュリティ」の中の「TSL1.1の使用」「TSL1.2の使用」にチェックを入れて下さい。