RPAをご存知でしょうか

RPAとは「Robotic Process Automation」の略語で
パソコン上で動くロボットによる業務自動化を表す言葉で、従来よりも少ない人数で生産力を高めるための
手段として、現在注目を集め企業の導入率、RPAの市場規模は年々増大しています。

RPAが適用可能な機能は
・キーボードやマウスなど、パソコン画面操作の自動化
・ディスプレイ画面の文字、図形、色の判別
・別システムのアプリケーション間のデータの受け渡し
・社内システムと業務アプリケーションのデータ連携
・業種、職種などに合わせた柔軟なカスタマイズ
・条件分岐設定やAIなどによる適切なエラー処理と自動応答
・IDやパスワードなどの自動入力
・アプリケーションの起動や終了
・スケジュールの設定と自動実行
・蓄積されたデータの整理や分析
・プログラミングによらない業務手順の設定
等となっています。

RPAは、これまで人間が対応していた作業を人間に代替して業務を代行するツールになりつつあります。
人間の補完として業務を遂行することから、仮想知的労働者(Digital Labor)として、
2025年までに事務的業務の1/3の仕事がRPAに置き換わるインパクトがあるともいわれています。
自社に合うツールを選定し導入を検討なさってはいかがでしょうか。

災害時の無料公衆無線LAN(Wi-Fi)利用に注意

大規模災害時に被災者等がインターネットに接続できるよう、通信事業者等が公衆無線LAN(Wi-Fi)のアクセスポイントを
無料で開放する「00000JAPAN」(ファイブゼロジャパン)が、安否確認や情報収集等の手段として提供されています。

但し、利便性を確保するため通信は暗号化されておらず、通信内容の盗聴や偽のアクセスポイントを用いた情報の窃取が
行われる可能性があります。

利用時は、緊急時の安否確認や情報収集にとどめ、個人情報やID・パスワード・クレジットカード番号の入力等は
極力避けてるようにしてください。

やむを得ず個人情報等を入力する場合は、アドレスが「https://」で始まる、またはアドレスの前に「鍵マーク」が
付いているサイトであれば「http://」で始まるサイトよりも安全に利用できます。

JRE 8がサポート終了するまで残り6ヶ月

Oracle社はOracle Java SE のサポート・ロードマップを更新されました。
これにより、Java Runtime Environment(以下JRE) 8については公式アップデートを2019年1月でサポートを終了することになります。

Oracle Java SE サポート・ロードマップ
引用:http://www.oracle.com/technetwork/jp/java/eol-135779-ja.html

サポート終了までおよそ6ヶ月…
これまでなら「メジャーアップデートされたJREをインストールする」で良かったのですが、今回はそういうわけにはいかないようです。

JRE 9はすでにサポート終了,JRE 10はもうすぐサポート終了

上記のサポート・ロードマップをご覧頂くと、JRE 9はすでに2018年3月でサポートが終了しています。そして次のメジャーアップデートであるJRE 10は、2018年9月でサポートが終了してしまいます。
JRE 8のサポート期間よりも短いですね。JRE 10をインストールされる方は少ないのではないでしょうか。

32bit用パソコンが未対応

近年では、家電量販店などで32bit用のパソコンよりも、64bit用のパソコンを見掛けることが多くなりました。しかし全体から見ると32bit用パソコンを使われている方はまだまだ多いです。
JRE 9以降、32ビット用パソコンは対象外となり、64ビット用のみとなりました。
そのため、JRE 10をインストールしようとしてもパソコンによっては動作しない可能性があります。
わざわざJRE 10を使用するために新しくパソコンを購入するのも合理的ではないと思えます。

JRE 11以降は無償配布が終了

これまでJREは脆弱性が確認されるたびに無償サポートでアップデートが配布されておりましたが、無償アップデートはJRE 10が最後となっており、次期バージョンとなるJRE 11以降は有償によるサポート契約が必要となります。

まとめ

Javaのサポート・ロードマップは大幅に変更されており、無償から有償化など様々な影響・課題が顕在化されております。現時点でも様々なシステムにおいて課題に向けた取り組みが図られているかと思います。今後の展開・進展に注目です。

情報セキュリティの3要素

情報セキュリティを検討するうえで、押さえておかなければならない3つの要件のことを情報セキュリティの3要素と呼びます。

1.可用性
  情報システムや、システムが持つデータに対し、必要な人数が必要なときにアクセスできること
  ランサムウェアやDoS攻撃などのサイバー攻撃を受けても、きちんと対処したうえで、
  利用者が利用したいときに利用できるか。
  災害等が発生した場合に問われる、事業継続性の確保もこの要件に該当します。

2.機密性
  情報データを第三者が持ち出したり、閲覧できないようにすること
  暗号化やユーザー毎のアクセス権制御なども有効な手段の一つですが、
  物理的なセキュリティ(入室制限や紙文書の管理等)も当てはまります。
  パスワードを付箋紙で貼っていたりしませんか?
 
3.完全性
  データの内容が改ざんされたり、正しい状態になっていなかったり、なくなったりしないこと
  IoTの発展により、特に注目される内容です。アイロンの温度が表示と実際とで異なっていたら…?
  システムアラートの内容が書き換えられていたら…?等

情報セキュリティというと漠然としていますが、まずはこの3要素の視点で、運用ルールやシステム構築、事業継続性の検討などを行ってはどうでしょうか。

「IT」「ICT」「IoT」何が違うの?

ITとは,「Information Technology」の略で,「情報技術」のことを指し,例えばソフトウェア・アプリケーションなどです。

ICTとは,「Information and Comunicaion Technology」の略で,「情報通信技術」を指し,情報処理や通信に関連する技術,産業,設備,サービスなどの総称です。
国際的にはIT・ICTをまとめて,ICTとしているようです。

IoTとは,「Internet of Things」の略で,モノのインターネットと言われています。
家電や設備,交通など様々な「モノ」を直接インターネットに接続することで,モノの情報を識別し状況を把握したり制御することができる仕組みのことです。
例えば,
〇センサーを取り付けた交通機関の位置情報や車の渋滞緩和
〇車同士の通信による事故防止などの交通システムの最適化及び高度化
〇白物家電や住宅設備,電力スマートメーターなどで最適な制御が可能なスマートハウス等

現在,環境は目まぐるしく変化しています。普段使っている言葉を曖昧な理解のままにしてしまわないよう,他の用語も改めて確認してみてはいかがでしょうか。

セルフレジ・レジ無人化に活用されている最新技術

 ショップで品選びが終わった後のレジ支払い。人気がある店舗ほどレジの列は長いものです。
 そういったレジの時間短縮、又は店舗側の作業効率向上を目指し、色んな店舗でセルフレジ・レジ無人化の試みが行われています。

 コンビニ大手の「ローソン」では、東京都内の一部店舗にてレジ無人化のテスト営業が行われています。
 お客さんがスマホの専用アプリにて商品のバーコードを読み取り、電子決済で支払いを行うというもの。

 またローソンでは、業界初となる完全自動セルフレジの実証実験を行ったそうです。
 こちらの仕組みは、商品に貼りつけられた電子タグをレジが自動的に読み取って清算を行い、袋づめまで行うというもの。2週間の実証実験で、客数と売り上げが約2割伸びたそうです。

参考資料
 http://www.mag2.com/p/news/351857

 我が鹿児島でも、セルフレジに取り組んでいるショップがあります。
 老舗パン屋「トワベール」では、2店舗でAI技術を活用したセルフレジを導入。
 こちらはパンの色や形をスキャンしたレジがパンの種類を判断して金額を算出するというもの。レジ担当者は袋図めと清算を手早く行うだけで、混雑時のレジ効率及び売上向上につながっているようです。

 どの店舗さんも、色々な技術を導入して効率向上を図り、空いた時間でさらなるサービス向上を目指しているようです。

【終了】「AI 維新 150 ~TFUG鹿児島キックオフ~」開催のお知らせ

※本イベントは盛況の内,終了いたしました。

この度弊社では、昨今のテクノロジーの中でもとりわけ注目度の高いAI(人工知能)とその根幹を支える深層学習・機械学習に関する知見を鹿児島県域のITエンジニアや企業・自治体等の方々に広く周知し、気付きと利活用を促進することを目的としたイベントを下記のとおり共催いたします。
なお、参加無料となっておりますが、定員を先着60名としておりますのでお早めに参加申込をお願いします。

1 日時
   平成30年6月9日(土) 15:30~18:30
2 会場
   TKPガーデンシティ鹿児島中央  鹿児島市中央町26-1 南国アネックス
3 参加費
   無料 ※社会人の方は受付時に交流会費として2,000円もらい受けます
4 対象及び定員
   社会人/学生 60名(先着)
5 主催
   TFUG(TensorFlow User Group)鹿児島
6 共催
   株式会社鹿児島頭脳センター/かごしまMiL:AIプロジェクト
7 後援
   鹿児島県
   特定非営利活動法人ITかごしま支援隊
   GCPUG(Google Cloud Platform User Group)鹿児島
   一般社団法人鹿児島県サイバーセキュリティ協議会
8 イベントスケジュール
   14:30 開場
   15:00~15:40 共通セッション
               (仮題)深層学習・機械学習とTensorFlow
   15:50~16:30 Techセッション
               (仮題)TensorFlowとColaboratory
   16:30~17:00 Businessセッション
               (仮題)TensorFlow導入&活用事例
   17:10~18:30 大交流会
9 参加申込
   詳しくはこちらから確認してください
10 その他
  お問い合わせや登壇者プロフィールは「AI 維新 150開催案内」をご覧下さい。

日常における情報セキュリティ対策

IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)のHPに「日常における情報セキュリティ対策」という記事が掲載されております。

情報セキュリティ対策は,一度実施すればよいものではなく,継続的に実施すべきものであるため,定期的な見直しや実施状況の確認を行うことも必要です。
情報セキュリティ対策をおろそかにしてしまうと,ウイルスに感染してシステムに問題が発生したり,不正アクセスによって情報が流出したりして,企業や組織が保有する個人情報など重要情報が漏えいするような事故が起こりかねません。
結果として,それまでに企業や組織が積み上げてきた社会的な信頼や評判にも大きな影響を与えかねません。
このような事態を招かないよう,下記の情報セキュリティ対策の各項目についてチェックし見直すなど行ってみてはいかがでしょうか。

 

組織のシステム管理者向け

・情報持ち出しルールの徹底

・社内ネットワークへの機器接続ルールの徹底

・修正プログラムの適用

・セキュリティソフトの導入および定義ファイルの最新化

・定期的なバックアップの実施

・パスワードの適切な設定と管理

・アクセス権限の再確認

 

組織の利用者向け

・修正プログラムの適用

・セキュリティソフトの導入および定義ファイルの最新化

・パスワードの適切な設定と管理

・不審なメールの取り扱いの徹底

・USBメモリ等の取り扱いの徹底

・社内ネットワークへの機器接続ルールの遵守

・ソフトウェアをインストールする際の注意

・パソコン等の画面ロック機能の設定

家庭の利用者向け

・修正プログラムの適用

・セキュリティソフトの導入および定義ファイルの最新化

・定期的なバックアップの実施

・パスワードの適切な設定と管理

・メールやSNSでの不審なファイルやURLに注意

・スマートデバイスのアプリ導入時の注意

・スマートフォン等の画面ロック機能の設定

上記項目については,
【IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)】の「日常における情報セキュリティ対策」(https://www.ipa.go.jp/security/measures/everyday.html
から引用。

企業・団体内では組織が決めた情報セキュリティルールを順守し,情報セキュリティ事故を起さぬよう,最新の注意をしてください。
家庭内では,パソコンやスマホを狙うウイルスやネットの詐欺などインターネットにつながっている機器への攻撃が確認されています。
家庭内のインターネットにつながる機器の各製品提供元からの情報を確認し,ソフトウェアのアップデート等の対策が随時行われているかご確認下さい。

【募集終了】先端技術(IoT・AI等)事業化支援事業へ参加する県内製造業の事業者を募集します!

※募集は終了しました。

1 「先端技術(IoT・AI等)事業化支援事業」とは

 鹿児島頭脳センターでは,県内中小製造業の事業者における様々な課題を解決し,経営基盤の強化を図り事業者の進化を実現するため,鹿児島県の受託事業として,「先端技術(IoT・AI等)事業化支援事業」を実施いたします。
 本事業では,新たなビジネスモデルとなりつつある,ICT先端技術であるIoT・AIを活用して,生産性の向上や競争力強化を図るため,プロジェクトチームの専門家による課題の調査・抽出及びアドバイス等から事業計画のブラッシュアップまでの事業化支援を実施いたします。

2 実施内容・スケジュール等

 下記のスケジュールで,支援を行う事業者の申し込み受付から可能性調査やプランのブラッシュアップ&フォローまでプロジェクトチームによる訪問や事業化の支援を行います。


  ※プロジェクトチームの構成員
   鹿児島県,鹿児島大学等の研究者,IoT及びAIの開発・導入に詳しい専門家,ICT及びIT経営の専門家


3 募集要件など

  (1)募集する事業者
    対象   鹿児島県内の中小製造業の事業者
    募集数  2社程度 ※申し込みが多い場合は選考となります。
    募集要件 IoTやAIの導入で,生産性の向上を図りたい,直面している課題を解決したい等の意思を持つ
         事業者で,かつ,スケジュール記載のステップを最後まで実施できる企業。
    その他  解決プラン作成の費用負担はありません。

  (2)申込期間
    平成30年5月17(木) ~ 平成30年6月20日(水)

  (3)申込み方法
    所定の申込書(下記URLからダウンロード)を,下記までFAXまたはメールしてください。
  

  (4)お問い合わせ
    鹿児島県鹿児島市名山町4-3 鹿児島県地域振興公社ビル6F
    株式会社鹿児島頭脳センター(先端技術(IoT・AI等)事業化支援事業委託先)
    担当:増田,大迫
    TEL:099-216-2260(受付/平日8:30~17:00)
    FAX:099-216-2271
    E-mail:iot-ai@kbc3.co.jp


4 関係資料のダウンロード

 ・事業者募集資料(PDF形式 310キロバイト)
 ・事業者の参加申込書(PDF)(PDF形式 107キロバイト)
 ・事業者の参加申込書(WORD)(WORD形式 22キロバイト)



※先端技術(IoT・AI等)事業化支援事業は,鹿児島県から株式会社鹿児島頭脳センターが受託して実施する
事業です。



ICT機器の熱対策

だんだんと気候も暖かくなり、暑いと感じる日もあるのではないでしょうか。
熱がこもると体調不良になるのは、人だけでなく、ネットワーク機器やPCなどのICT機器も同様です。

今回は、これらICT機器の熱対策について、お話しします。

1.ネットワーク機器が集中管理されている場合
 ネットワークを集中管理されている場合、機器は特定の設置場所(部屋)に集中しています。
 この設置場所の室温を空調等で管理されることをお勧めします。

2.ネットワーク機器が室内に置かれている場合
 ネットワーク機器やその周辺に綿埃等が溜まってますと、ネットワーク機器の吸気口から吸い込み、
 内部にて熱上昇の原因となります。
 ネットワーク機器の内部温度が高まりますと、排気ファンが高回転で排気を開始し、
 かなりの音量となりますし、故障の原因ともなります。
 こまめな清掃をお勧めします。

 また、稼働中のネットワーク機器へ掃除機やダストブロワー等で直接の清掃を行うと、故障の原因となります。
 電源を落としてから、清掃してください。

3.PCについて
 ノートPC、デスクトップPCを問わず、排気口・吸気口周辺の清掃をお勧めします。
 排気口・吸気口に掃除機やダストブロワー等で直接の清掃を行うと、故障の原因となります。
 周辺の清掃をお勧めしますが、どうしても気になる場合はPCの販売/保守業者にご相談してください。

年に一度の大掃除よりもちょこちょことした小まめな拭き取りなどが効果的とも言われています。
本格的に暑くなる前にいかがでしょうか。